アニメ『賢者の孫』がひどいと言われる理由とは?酷評の真相とネットで話題の裏側を徹底解説!

アニメ『賢者の孫』がひどいと言われる理由とは?酷評の真相とネットで話題の裏側を徹底解説!

grancgran@gmail.com
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

画像引用:TVアニメ「賢者の孫」|朝日放送テレビ


異世界転生ブームの中で放送されたアニメ『賢者の孫』。

一見王道のようでありながら、「またオレ何かやっちゃいました?」のセリフでネットミーム化し、一部では「黒歴史アニメ」とまで呼ばれる始末。

しかしなぜここまで酷評されるのか?

本記事では、作画・ストーリー・キャラ設定など具体的な指摘をもとに、アニメ『賢者の孫』が「ひどい」と言われる理由を徹底的に解説します。

このページで分かること
  • アニメ『賢者の孫』が「ひどい」と言われる具体的な理由
  • ネット上で爆死と言われた背景とミーム化の経緯
  • キャラクターや声優に対するリアルな評価
  • 2期の可能性と原作の完結状況
  • 人気があるのに「売れる理由」が逆に謎とされる真相

アニメ『賢者の孫』が「ひどい」と言われるのはなぜ?酷評される理由はこちら!

『賢者の孫』はテンプレ展開・最強主人公・ご都合主義などが重なり、一部から酷評されています。

しかし、その一方で“わかりやすい俺TUEEE系”として愛される声も根強く、ネットミーム化が後押しする独自の人気も存在します。

  • 評価は分かれますが、単純に“ひどい”だけでは語れない、クセのある作品です。
  • ストーリーに意外性がなく、テンプレ展開が退屈とされている
  • 主人公が完璧すぎて感情移入しづらく、世界観にリアリティがない
  • 名台詞が逆に寒く感じられ、視聴の没入感を妨げている
  • 作画は一定だが、戦闘演出が単調で盛り上がりに欠ける
  • SNSでのネタ性や配信需要により、“売れたけど評価は分かれる”作品となった

アニメ『賢者の孫』はテンプレ展開の連続?つまらないと言われる根本的な理由

アニメ『賢者の孫』が「つまらない」と酷評される最大の要因は、異世界転生モノにありがちな“テンプレ展開”をそのままなぞっている点です。

主人公は転生直後から圧倒的な強さを持ち、周囲も彼を称賛するばかり。

敵はあっさり倒され、ピンチらしいピンチもなく、物語の山場がほとんど感じられません。

特に、物語の序盤から中盤にかけては“お約束”のオンパレードで、視聴者の予想を裏切る意外性や感情を揺さぶるシーンが少ないのが実情です。

展開が平坦で、キャラクターの葛藤や成長といった深みも薄いため、「ただ最強なだけの話に飽きた」と感じてしまう人が多いのも納得です。

私自身も、序盤は異世界設定に期待したものの、3話目あたりで“あ、これはずっとこの調子だな”と理解してしまい、盛り上がりを求める気持ちが萎えてしまいました。

意図的にテンプレを狙っているとも言えますが、刺激の少なさが「つまらない」と感じさせる大きな要因になっています。

「またオレ何かやっちゃいました?」の寒さが話題に|ミーム化の裏にある賛否

『賢者の孫』で最も有名になったセリフが「またオレ何かやっちゃいました?」です。

この台詞は、主人公シンの最強ぶりを象徴する一言であり、ネット上では“なろう系あるある”としてミーム化するほど話題になりました。

しかしこのセリフ、面白がって拡散される一方で、作品に対する評価を下げる原因にもなっています。

真剣なシーンでこの台詞が飛び出すと、視聴者の没入感が削がれてしまい、“ギャグなのか本気なのか分からない”という混乱を生むのです。

テンプレ的な展開の中でこのセリフが繰り返されることで、視聴者の中には「見ているこっちが恥ずかしい」と感じる人も多くいました。

私も正直、初めて聞いた時は「これはネタで言ってるのかな?」と戸惑いましたが、繰り返されることで逆に興ざめしてしまいました。

確かに記憶に残る台詞ではありますが、作品全体の“軽さ”を象徴する象徴的なセリフとして、諸刃の剣だった印象です。

作画は悪くないが「迫力不足」?戦闘シーンに物足りなさの声が続出

『賢者の孫』の作画クオリティは決して“崩壊”しているわけではありません。

キャラクターの立ち絵や背景などは一定の水準を保っており、視覚的に見るに堪えないレベルではないのです。

しかし、視聴者からの評価は「最低限」「無難」とされがちで、その原因は戦闘シーンにあります。

主人公が圧倒的すぎるため緊張感が生まれにくく、さらに演出の工夫が乏しいため、戦闘における迫力が感じにくいという評価が目立ちます。

特に魔法バトルでは、エフェクトやカメラワークの単調さが目立ち、「盛り上がるはずの場面が地味に終わる」といった声も多く見られました。

私自身も「戦闘シーンに期待していたのに、あれ?」という感覚を持ちました。

スピード感やアニメーションの見せ場にもう一工夫あれば、印象が大きく変わったのではと思うだけに、惜しい部分です。

キャラに魅力がない?シン・シシリー・メイへの共感のなさが不評の理由

『賢者の孫』のキャラクターたちは、いずれも“わかりやすい”性格設定がされていますが、その反面「薄っぺらい」「個性がない」といった批判も多く集まっています。

特に主人公のシンは、善人すぎて逆にリアリティを欠いており、視聴者の間では「完璧すぎて感情移入できない」という声がよく聞かれます。

また、シンの圧倒的な強さに周囲のキャラがひたすら感心・賞賛するだけの構図が続くことで、脇役の魅力や成長機会が奪われている点も問題です。

シシリーやメイも、「正統派ヒロイン」「おっとり系」「ツンデレ系」といったテンプレに収まり、それ以上の深みを感じにくいのが実情です。

とはいえ、声優陣の演技は一定の評価を得ており、キャラに対する親しみを声で補完しているという意見もあります。

私も、正直キャラ自体にはあまり感情移入できなかったのですが、声優さんの演技でギリギリ視聴を続けられた印象です。

設定や描写の掘り下げがもっとあれば…と思わずにはいられませんでした。

「賢者の孫はきつい・気持ち悪い」と言われる描写とは?

『賢者の孫』が「きつい」「気持ち悪い」と言われるのは、主に主人公シンの“何でもできる完璧さ”と、それを周囲が称賛し続ける構図に原因があります。

視聴者の多くは、苦労せずにチート能力で物事を解決していく姿に共感を抱けず、「この主人公に成長はあるの?」という疑問すら浮かぶほどです。

特に恋愛パートでは、ヒロインのシシリーを含めた女性キャラがシンに過剰に惚れ込み、持ち上げるような描写が続きます。

その姿が“ご都合主義的”で、“観ていて恥ずかしくなる”という反応もSNSではよく見られました。

しかも、ギャグやラブコメ要素がテンポよく入ってこない場面も多く、「笑うに笑えない」「感情移入できない」と感じる人もいます。

正直に言えば、私自身も視聴中に何度か「このノリはちょっとキツいな」と感じたことがあります。

すべてが主人公のために動く世界観は、没入感よりも“作り物感”が先に立ってしまうのです。

共感性を求める層にとっては、こうした描写が「気持ち悪い」となるのも納得できます。

なぜ「ひどい」のに売れた?意外と根強い人気とその理由

一見酷評の的となっている『賢者の孫』ですが、実は異世界ファンタジー好きの間では「好きな人には刺さる」作品でもあります。

テンプレート的な俺TUEEE展開や、複雑すぎないストーリーが“疲れない”娯楽として受け入れられているのです。

視聴者の中には「こういう単純明快な作品のほうが落ち着く」「難しい話はいらない、無双が見たい」といった声も多く、ラノベアニメに求めるニーズをピンポイントで満たしているとも言えます。

さらに、「ネタとして面白い」という点も大きな強み。

あの有名な「またオレ何かやっちゃいました?」のセリフを含め、SNSでの拡散性が高く、いわゆる“神クソアニメ”的な扱いで話題になったことも人気の後押しになっています。

私としても、深い作品を求める気分じゃないときに“ながら見”するにはちょうどいいアニメだと感じました。

作品の完成度とは別のベクトルで、意外と愛されていることが「売れた理由」なのです。

本当に爆死した?円盤売上・配信数から見るアニメの実績

『賢者の孫』は「爆死アニメ」として話題になることがありますが、これには明確な数字があります。

Blu-ray&DVDの初週売上は第1巻で約890枚。

アニメ業界で「ヒット」とされる基準である4,000枚には到底及ばず、物理メディア面では明確に爆死ラインです。

ただし、これだけでは語り切れません。

というのも、配信サービスでの視聴数は決して悪くなく、原作ライトノベルやコミカライズの売上も安定しています。

アニメ自体が“原作宣伝媒体”として機能していた可能性は高く、制作側もその点を重視していたのかもしれません。

私も最初は「話題の割に売れてないな」と思っていましたが、配信ベースで気軽に観ている層が多いことを考えると、現在のアニメ業界では爆死とも言い切れない複雑な立ち位置だと感じます。

2期はあるのか?制作の可能性と原作のストック状況

2025年現在、『賢者の孫』のアニメ2期に関する公式発表はありません。

前述の通り、円盤売上の結果から続編のハードルは高く、通常であれば企画が通る見込みは低いと判断されます。

しかし、原作小説は完結済み、コミック版も安定した売上を記録しており、ストーリー的にも2期に十分な素材があります。

また、配信での人気や「ミーム的需要」が続けば、話題性重視の戦略で2期が制作される可能性も“ゼロではない”のが現状です。

私自身、もし2期があるなら「もっとシリアス寄りにしてバランス取ってくれたら意外と面白くなるのでは?」という淡い期待も抱いています。

ただし現実的には、今後の原作関連の売上やSNSの動向次第になるでしょう。

原作は完結済み?小説・漫画の進行状況とファンの声

『賢者の孫』の原作小説はすでに本編が完結しており、物語は次のフェーズへと移行しています。

最終巻となる第17巻は2022年11月に発売され、物語としては一区切りがついています。

その後は、続編『賢者の孫 Extra Story ~魔王のあとつぎ~』が刊行されており、シンたちの活躍の“その後”が丁寧に描かれています。

また、コミカライズ版も2025年3月時点で第17巻まで発売されており、こちらも原作に忠実かつテンポよく進行中です。

特に漫画版では、戦闘描写やキャラクターの心情がよりビジュアル的に補完されていて、「アニメより断然おもしろい」という声も少なくありません。

私自身も原作を読んで「アニメでは分からなかったキャラの背景や成長がしっかり描かれている」と感じました。

アニメで物足りなさを感じた人は、ぜひ原作や漫画で“本来の賢者の孫”に触れてみると良いかもしれません。

ミランダやシシリーのその後は?ファンが気になるキャラの結末

アニメでは描き切れなかったキャラクターたちの“その後”が、原作や続編でしっかりと描かれている点も『賢者の孫』の魅力です。

特にヒロインのシシリーは、主人公シンと正式に結ばれ、結婚後のエピソードや家庭での様子も描かれています。

また、ミランダをはじめとするサブキャラクターたちも、原作ではしっかりとその後の人生や役割が描かれており、ファンにとっては安心できる展開になっています。

続編の『魔王のあとつぎ』では、次世代や新たな脅威との関わりも登場し、世界観が広がりを見せています。

「最後どうなったの?」という疑問に対してきちんと答えが用意されている作品は意外と少ないですが、本作では読者の満足度も高め。

私もエピローグまで読むことで「この物語を最後まで追って良かった」と思える結末でした。

作者は失踪したのか?更新停止と噂の真相を探る

『賢者の孫』の作者・吉岡剛氏に対して、一時「失踪したのでは?」という噂がネット上で広まりました。

その原因は、更新頻度の低下やSNSでの情報発信の減少でした。

しかし実際には、作者はきちんと本編を完結させており、現在も続編や関連作品の執筆を継続しています。

更新が不定期になるのはラノベ作家によくある傾向で、特に長期シリーズを手掛けた後は充電期間が必要になることもあります。

事実、外伝や番外編の発表も続いており、作品そのものは“生きている”状態です。

私自身、当初は「本当に失踪したのか」と気になって調べた一人ですが、今も続編が発行されていると知ってホッとしました。

ファンとしては無理をせず、マイペースで書き続けてくれればそれで十分だと思います。

まとめ|『賢者の孫』は本当にひどいアニメなのか?評価と再発見の余地

『賢者の孫』は、異世界転生×俺TUEEE系テンプレを突き詰めた作品であり、それが一部の視聴者には「つまらない」「ひどい」と映る要因になっています。

確かにストーリーの緩さ、キャラの薄さ、戦闘シーンの盛り上がり不足など、アニメとしての粗さは否定できません。

しかし一方で、その“分かりやすさ”や“テンプレらしさ”こそが、一定層の視聴者に安心感や娯楽性を提供しており、SNSでの拡散や話題性にもつながっています。

なかには「神クソアニメ」として楽しむファン層も存在し、あえてB級感を楽しむというスタイルでの評価も増えています。

個人的には「ひどい」と切り捨てるには惜しい作品だと思います。

原作や漫画での深掘りや、あのノリがツボにハマる人には、逆にクセになる魅力もあります。

『賢者の孫』は単に“ひどいアニメ”という一言では語れない、多面的な存在です。

  • ストーリーがテンプレ展開すぎて予想通りで盛り上がらない
  • 主人公が無敵すぎて葛藤や成長が描かれず共感しにくい
  • 名台詞「またオレ何かやっちゃいました?」が寒いと話題に
  • 作画自体は悪くないが、戦闘シーンに迫力や工夫が足りない
  • キャラクターに深みがなく、性格がステレオタイプに収まりがち
  • 恋愛描写がご都合主義的で見ていて気恥ずかしくなる
  • 配信人気やSNSでの話題性で“神クソアニメ”扱いされている
  • 円盤売上は低調だが、配信視聴や原作売上は安定している
  • 原作小説はすでに完結し、続編も展開されている
  • 作者失踪説は誤解で、現在も執筆活動は継続中


『賢者の孫』は“ひどい”と酷評される要素が多い一方で、そのテンプレートな安心感やネットミームとしての面白さから、独自の評価軸で愛される側面もあります。

アニメとしての完成度は高くないものの、ラノベ系作品の一種として気軽に楽しめる点に価値を見出す人も多くいます。

全体としては「ひどいけど嫌いになれない」不思議な魅力を持った作品と言えるでしょう。

原作や漫画で深掘りすることで、アニメでは描ききれなかった面白さを再発見できるかもしれません。

そのため“合う人には刺さる”、評価が分かれる典型的なタイトルです。

ABOUT ME
案内人:あさひ
案内人:あさひ
漫画コンシェルジュ
漫画大好きな案内人。 子どものころから毎日漫画を読み漁り、気づけば「どんな作品も解説したい」気持ちが止まらなくなった。 ストーリーの魅力から作者のこだわり、気になる小ネタや考察まで、あらゆる角度から漫画の面白さを伝えるのが得意。 オススメの漫画サイトや最新情報も積極的にシェアする、漫画愛にあふれた解説者。
記事URLをコピーしました